研究課題
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
本研究課題は,日本手話研究を従来の用例・母語話者の直感ベースの研究ではなく,自然な対話データを収録したコーパスを用いるなど,データ中心科学の手法で手話言語研究をパラダイムシフトさせることを目的としてきた.(1) 修復の連鎖と(2)手指動作と共起するマウジングの使用について,手話動作単位(Sign Movement Unit: SMU)アノテーションを付与した対話データの分析を行った.また,手話会話における順番交替システムを論じるために,既存の手話対話データに単語グロスアノテーションおよび発話単位グロスアノテーションを実施し,その有用性を確認した.
日本手話とオランダ手話は,系統的に関連のない言語である.しかしながら,手話言語一般は類像性が高く,指示対象や世界を視覚的に捉えて言語化する傾向があるため,表現に類似点が多いと予想される.本研究課題が提案したSMUアノテーションは,手話の物理的動きに着目するため,すべての手話言語に付与可能な記法である.本研究課題の研究成果は,当該研究分野である手話研究,および関連研究分野である一般言語学(例:聴覚言語vs.視覚言語),認知科学(例:ジェスチャー研究vs.手話研究),社会学(例:音声言語を対象とした会話分析vs.手話言語を対象とした会話分析)といった研究分野に理論的・実践的貢献ができる.
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (9件) (うち国際共著 1件、 査読あり 7件、 オープンアクセス 6件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (35件) (うち国際学会 18件、 招待講演 7件) 図書 (10件) 備考 (9件) 学会・シンポジウム開催 (4件)
認知科学
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