研究課題/領域番号 |
15KK0117
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
野嶌 一平 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 助教 (20646286)
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研究協力者 |
Cohen Leonard G National Institute of Health, Human Cortical Physiology and Neuroehabilitation, Senior Investigator
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研究期間 (年度) |
2016 – 2018
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
15,600千円 (直接経費: 12,000千円、間接経費: 3,600千円)
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キーワード | 運動学習 / 脳内ネットワーク / MEG / EEG / リハビリテーション / 可塑性 / 神経科学 |
研究成果の概要 |
運動学習に関わる脳ネットワークを検討するために、安静時の脳活動を脳磁図(MEG)を使って計測し、7日後の運動機能変化との関係を検討した。結果、運動練習した手と対側の一次運動野と運動前野における連結性が高いほど、7日後の運動技能向上の程度が高いことが明らかとなった。特にγ帯域という比較的高い周波数帯域での脳活動でのみ関連していたという所見は、今後のリハビリテーションの発展に寄与する所見であると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
運動技能を測定する際に問題となるのは、運動速度と正確性がトレードオフの関係にあり、一方を重視することで他方が低下するという点であり、運動技能を測定する際に常に問題となっていた。本研究では研究室で開発されたSVIPTという運動速度と正確性から技能を算出できる課題を使い、真の運動技能と脳活動との関係を検討している。また、脳波では測定が難しいγ帯域という高周波数帯域と運動技能との関係を明らかにしており、運動を学習する際の脳活動における生理学的根拠となりうる可能性がある。
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