研究課題/領域番号 |
15KK0214
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
比嘉 昌 兵庫県立大学, 工学研究科, 准教授 (90375197)
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研究期間 (年度) |
2016 – 2019
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
14,820千円 (直接経費: 11,400千円、間接経費: 3,420千円)
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キーワード | 人工関節 / バイオメカニクス / 機械工学 / 生体医工学 |
研究成果の概要 |
通常の人工肩関節とは構造が異なるリバース型人工肩関節(Reverse Total Shoulder Arthroplasty: RTSA)を用いて、手術中に肩関節反力(関節しゅうどう面にかかる圧縮力)を計測するための装置開発と実測までを目標に研究を行った。ひずみゲージや磁気センサなど様々な素子を試したが、ここでは静電容量式の力計測を行う装置とした。研究機関の前半では設計と試作を中心に行い、その期間フロリダ大学で過ごした。その後は死体を用いた計測を行うため、整形外科医と協力しながら研究を進めていった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
RTSA は米国では2004 年にFDA の認可を取得して使用が続いている。日本では2014 年に使用が始まった比較的新しい人工関節である。そのRTSAを使用する整形外科医からの要望として、手術中の関節反力の値を知りたいという要望がある。国を問わず私が出会った全ての外科医が欲しいと言っていた。現状では最適な(術後の臨床成績が良好な)値が分からないため、まず計測することで臨床的な問題点と関節反力との関係を明らかにすることに学術的な意義がある。そして手術後の臨床成績が向上すれば、それは患者への負担を減らすことにつながる。
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