研究課題/領域番号 |
15KK0242
|
研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
計測工学
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
中野 道彦 九州大学, システム情報科学研究院, 准教授 (00447856)
|
研究協力者 |
Morgan Hywel University of Southampton, Electronics and Computer Science, Institute for Life Sciences, Professor
末廣 純也
|
研究期間 (年度) |
2016 – 2018
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
13,650千円 (直接経費: 10,500千円、間接経費: 3,150千円)
|
キーワード | 核酸増幅検査 / インピーダンス計測 / 誘電泳動 / 微粒子 / DNA検出 / 薬剤耐性細菌 / 等温核酸増幅反応 / インピーダンス / DNA計測 / PCR / 遺伝子検査 / マイクロ・ナノデバイス / DNAサイズ分離 |
研究成果の概要 |
核酸増幅検査は、検出対象の遺伝子を選択的に増幅し、検査する手法で、細菌やウイルスなどの感染症の検査や食品検査、遺伝子診断などに用いられている。本研究では、核酸増幅検査を迅速かつ簡便に行うために考案した電気的にDNAを検出する手法について、定量で高感度な検出が可能であることを示した。また、一定温度で遺伝子増幅が可能な手法と組み合わせた新しい手法を考案し、30分以内に数個の遺伝子を検出できることを示した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究代表者らが考案した電気的なDNA検出法は、誘電泳動と呼ばれる現象を利用した手法で、これまでの電気的なDNA検出法とは異なる。本研究はその手法について、原理を詳細に検証し、また有用性についても示した。近年は、核酸増幅検査を感染症診断に留まらず様々な検査に利用したいという要望が高まっている。本研究で示した電気的案DNA検出法は、迅速(30分以内)で簡便かつ高感度(数個)な核酸増幅検査を可能にし、その利用範囲を広げることに貢献すると考えている。
|