研究課題
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
本研究では、がん選択的な治療や診断を目指し、survivinを標的としたセラノスティク薬剤の開発を目指した。そこで、Stanford大学のGambhir教授との共同研究にて、survivin標的ペプチドの開発や評価、さらにはナノDDS薬剤への展開を試みた。研究期間内に、survivinに結合するペプチド分子の開発に成功し、さらにアポトーシスを伴う抗腫瘍活性効果を有することを見出した。さらに、金ナノ粒子へペプチド分子を修飾したナノDDS薬剤への展開を検討した。
Survivinは多くのがん組織に高発現している一方、ほとんどの分化後の正常細胞ではその発現は極めて低レベルである。本研究では、Stanford大学との共同研究にて、がん選択的な治療や診断を目的とした新たなsurvivin標的ペプチド分子の開発に成功し、ナノDDS薬剤への展開の可能性も切り開いた。また、本研究期間内で様々な国際的な研究ネットワークの構築を達成することができたため、今後は、さらなる国際共同研究にて、survivinをはじめとした様々な標的に対するがんの治療や診断に役立つセラノスティク薬剤の創製に繋がることが期待される。
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (11件) (うち査読あり 11件、 オープンアクセス 7件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (56件) (うち国際学会 6件、 招待講演 1件) 備考 (2件) 産業財産権 (3件) (うち外国 1件)
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