研究課題/領域番号 |
16017323
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
瀬谷 司 北海道大学, 大学院医学研究科, 教授 (10301805)
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研究分担者 |
松本 美佐子 北海道大学, 大学院医学研究科, 助教授 (30332456)
櫨木 薫 広島大学, 医歯薬学総合研究科, 助手 (50146007)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
18,000千円 (直接経費: 18,000千円)
2005年度: 9,000千円 (直接経費: 9,000千円)
2004年度: 9,000千円 (直接経費: 9,000千円)
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キーワード | ウイルス / がん免疫 / 抗原提示細胞 / NK細胞 / 細胞障害性Tリンパ球 / IFN-β / cross-priming / 抗原掲示細胞 / Toll様受容体 / IRF-3 / Poly I:C(dsRNA) / 骨髄性樹状細胞 / NK活性化 / CTL誘導 / MyD88 / TICAM-1(TRIF) |
研究概要 |
本研究は、a)TLR adapter分子のシグナル分配機構と樹状細胞(DC)活性化の多様性、b)さらに樹状細胞のウイルス感染応答とTLR経路の関連を解析し、c)樹状細胞がNK, CTL細胞の性化を指向するメカニズムとTLRシグナルの関連を検討した。結果、TICAM-1アダプターN活性化に、MyD88がCTL活性化に重要であることが判明した。従って、polyI : CはTLR3アゴニストとしてNKを活性化し、BCG-CWSはTLR2/4アゴニストとして樹状細胞を活性化する。 TICAM-1経路の分子集合解析を行なった。PolyI : Cシグナルが入る前にTICAM-1はTLR3と会合していなかった。Polyl : C刺激によってTICAM-1はTLR3と会合し、virus-activated kinase (VAK)を活性化した。VAKはIKKe, TBKIを含みIRF-3活性化を介してIFN-betaを産生した。早期のTICAM-1はTLR3の他にTRAF2,TRAF6,TRF-3と結合していた。一方、polyl : C刺激後60分以内にTICAM-1はTLR3の居るendosomeから細胞質の'speckle'に移動することが判明した。この毛期のTICAM-1はRIPI, NAP1,FADDを含んだ。以上から我々はTICAM-1は刺激によってspeckleに移動することがIRF-3の活性化とIFN誘導に必要と推論した。このspeckleシグナルとNK/CTL活性化の関係を解明することを試みている。
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