研究課題/領域番号 |
16200049
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化財科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
江口 太郎 大阪大学, 総合学術博物館, 教授 (50107083)
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研究分担者 |
上田 貴洋 大阪大学, 総合学術博物館, 准教授 (70294155)
福永 伸哉 大阪大学, 大学院・文学研究科, 教授 (50189958)
宮久保 圭祐 大阪大学, 大学院・理学研究科, 助教 (70263340)
谷 篤史 大阪大学, 大学院・理学研究科, 助教 (10335333)
肥塚 隆 大阪人間科学大学, 学長 (90027988)
藤岡 穣 大阪大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (70314341)
豊田 二郎 大阪大学, 総合学術博物館, 助教授 (70249952)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
48,360千円 (直接経費: 37,200千円、間接経費: 11,160千円)
2007年度: 9,620千円 (直接経費: 7,400千円、間接経費: 2,220千円)
2006年度: 11,180千円 (直接経費: 8,600千円、間接経費: 2,580千円)
2005年度: 10,790千円 (直接経費: 8,300千円、間接経費: 2,490千円)
2004年度: 16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
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キーワード | 固体高分解能NMR / ESR分光法 / 文化財分析法 / 環境評価法 / X線CT / 吸着分子 / 細孔構造 / 埴輪胎土 / 文化財科学 / ESR / ガスハイドレート / マチカネワニ / 石英微粒子 / 紙の劣化 / 埴輪 / 琥珀 / アンコールワット遺跡石材 |
研究概要 |
以下の6つのサブテーマについて具体的な成果を得ることができた。1)29Si固体高分解能NMRによる埴輪胎土の分析。2)1HNMR-MOUSEによる紙材に含有される水の状態分析。3)吸着分子の吸着挙動で探る細孔構造。4)ESR分光法を用いた新しい文化財分析法と環境評価法の開発。5)埴輪の産地同定法の検討とその課題。6)マチカネワニ化石骨格のX線CT測定。 もともとが物理化学や地球科学を主たる専門とする分担者が果敢に異分野に挑戦したものであり、個別の研究ではある程度の業績を上げることができた。しかし、最も大きな障害となった点は、完全に非破壊で検査することができなかったために、面白い資料を入手できなかったことである。たとえば、大阪府教育委員会の文化財保護課の技師から大阪府下の古墳から出土した琥珀破片の分析依頼があったが、完全に非破壊で測定することができないために諦めざるを得なかったことがある。また、当初から概算要求し続けたNMRイメージング装置が導入できなかったことも非破壊での研究を困難にした。 いずれにせよ、このような文化財科学の手法開発研究は、4年というような短いタイムスパンではなかなか成果を出しにくい分野である。今後も、息長く挑戦し続けることが肝要であろう。本課題を遂行したことにより、十分にその下地はできたものと考えている
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