研究課題/領域番号 |
16320104
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
西洋史
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
三宅 立 明治大学, 文学部, 教授 (90061936)
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研究分担者 |
斎藤 絅子 明治大学, 文学部, 教授 (90022467)
木下 賢一 明治大学, 文学部, 教授 (80120426)
林 義勝 明治大学, 文学部, 教授 (10164972)
佐藤 清隆 明治大学, 文学部, 教授 (90235333)
豊川 浩一 明治大学, 文学部, 教授 (30172208)
古山 夕城 明治大学, 文学部, 講師 (10339567)
富田 矩正 大東文化大学, 文学部, 教授 (90266221)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
13,000千円 (直接経費: 13,000千円)
2006年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2005年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
2004年度: 6,100千円 (直接経費: 6,100千円)
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キーワード | 社会文化的統合 / 難民 / バイエルン / 農村共同体 / 都市共同体 / 移民 / エミリオ・アギナルド / 多民族都市 / 社会文化的結合 / 移動 / 定住 / 殖民 / 中世エノー伯領 / 多民族都市レスター / ウラル / ギリシア / 移動と移民 / 中世ベルギー / フランス第二帝政 / アメリカ合衆国兵士 / ギリシア人入植 / 東方植民 |
研究概要 |
三宅はバイエルンの文書館・図書館において同地のカトリック農村社会への第二次世界大戦後の難民の統合とその歴史的条件に関する資料の収集・整理をし、そのうえで分析。総合にあたった。斎藤は中世エノー伯領の新開発村Forestを素材とし、伯の所領明細帳を利用しておい従者の出自を探り、新開発村建設文書の内容から移住の契機を検討した。木下はフランスにおける移民の歴史に関する従来の研究を整理した。とくにフランスにおける権威の一連の研究を集中的に検討し、その方法の可能性と限界を探り、今後の具体的・実態的研究に備えた。林はアメリカ=フィリピン戦争勃発前のエミリオ・アギナルドの対米認識について研究した。佐藤はイギリスの多民族都市レスターを3度にわたり調査し、南アジア系の移民、とりわけインドのシク教徒を中心にインタビューを実施し、またレスター大学図書館などで関連資料の収集を行った。豊川はロシア帝国の南ウラルへの植民過程と同地の先住民バシキール人の対応を詳細に検討した。古山は植民ギリシア人と先住異民族それぞれの共同体が相互に受けたインパクトを、埋葬慣行に関する物的史料から観察する方法を探るため、イスタンブル考古学博物館と小アジア南岸地域の現地調査を行った。その結果、ギリシア人の埋葬状況は国家イデオロギーと異文化世界との交流の双方から強い影響を受けつつ、それぞれのポリスのおかれた状況に応じて個性的な要素を呈しているという認識が得られた。それらは別添の研究成果報告書にまとめられている。
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