研究課題/領域番号 |
16330080
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
根来 龍之 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (70189364)
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研究分担者 |
井上 達彦 早稲田大学, 商学学術院, 准教授 (40296281)
國領 二郎 (国領 二郎) 慶應義塾大学, 総合政策学部, 教授 (00255580)
末松 千尋 京都大学, 経済学研究科, 教授 (80335231)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
15,680千円 (直接経費: 15,200千円、間接経費: 480千円)
2007年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2006年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
2005年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
2004年度: 4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
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キーワード | 経営学 / 情報システム / ビジネスモデル / 資源べース戦略論 / モジュール化 / 企業経営 / 経営情報 / 資源ベース戦略論 |
研究概要 |
本研究は、ビジネスモデル概念を、日本の今日的状況をふまえながら発展させようとするものであった。具体的には、(1)ビジネスモデル概念をめぐる研究フレームワークの構築、(2)情報技術(IT)を競争優位に結びつけるためのマネジメント要因の考察、(3)日本に固有の技術・市場・競争環境と日本発のビジネスモデルの事例研究などについて、探求を行った。これらの成果は、以下のようにまとめられる。 (1)フレームワークの構築:キー概念の研究 本研究のコアとなる「ビジネスモデル」概念について考察を行った。明確な成果として、ビジネスシステム概念とビジネスモデル概念の位置づけと関係を明確にしたことがある。さらに、周辺概念として、「モジュール化」、「エコシステムと誘因]、「収益エンジン」の概念についても探求をおこなった。 (2)情報技術(IT)と競争優位 インターネット世界におけるビジネスモデルについて議論を行った。また、ICT業界におけるビジネスモデル問題を、ERP、ワープロ、アウトソーシングを事例にして議論した。さらに、ユビキタス化がビジネスモデルに与える影響について、EPCネットワーク、RFID(電子タグ)、ITCを事例にして論じた。 (3)日本発のビジネスモデル 京様式経営、環境貢献、インフラビジネスの観点から新しいビジネスモデルについて議論を行った。また、情報化を通じた地域の活性化について、「民のイニシアティブ」と「創発のためのプラットフォーム」をキー概念にして論じた。
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