研究課題/領域番号 |
16390646
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域・老年看護学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
松田 ひとみ 筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 教授 (80173847)
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研究分担者 |
増田 元香 筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 講師 (60284642)
橋爪 祐美 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 助教授 (40303284)
田宮 菜奈子 筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 教授 (20236748)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
2006年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2005年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2004年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | ナラティブ・ケア / 独居の高齢者 / 外来看護 / 入院生活を回避する戦略 / 高齢患者満足度 / 外来看護とナラティブ・ケア / 高齢者の語りの意味 / 外来患者満足度 / 看護師の心理的支援 |
研究概要 |
本研究は、これまでの研究成果である「独居高齢者が在宅療養生活を維持するために用いる戦略の特性(動機、目標、内容、成果)」から導き、そして命名された「入院生活を回避するための戦略をもつ高齢者」と、外来看護の場面で看護者が意図的に用いるナラティブ・ケアの効果との関連性を明らかにすることを主な目的とした。傾聴法とインタビューによる分析を通して、独居の高齢者では在宅療養生活を維持するために訪問看護師やホームヘルパーとの関係において戦略を講じていることが明らかとなった。また、外来において看護師がナラティブ・ケアの意図をもって接近し、語りの場と時間を確保することによって、在宅生活の「緊張と不安を緩和する」効果を確認することができた。それは、独居の高齢者を取り巻く人間関係と支援環境の拡大を意味するものであった。このようなケアリング関係の拡大は、独居の継続につながり、健康意欲の向上と異常事態の早期発見および予防の効果をもたらすことがわかった。外来と訪問看護の連携が独居の高齢者にとっては、療養生活の糧になり、患者としての満足感を高めると考えられた。
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