研究課題/領域番号 |
16540270
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 神戸常盤短期大学 |
研究代表者 |
田中 正義 神戸常盤短期大学, 衛生技術科, 教授 (70071397)
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研究分担者 |
藤原 守 大阪大学, 核物理研究センター, 助教授 (00030031)
山県 民穂 甲南大学, 理工学部, 教授 (50068144)
中山 信太郎 徳島大学, 総合科学部, 教授 (70116846)
與曽井 優 大阪大学, 核物理研究センター, 助教授 (80183995)
下田 正 大阪大学, 大学院・理学研究科, 教授 (70135656)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2004年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | スピン交換断面積 / ポーラリメータ / 電子捕獲断面積 / SEPIS / スピン物理 / 星の元素生成 / スピンアイソスピンM1共鳴 / ニュートリノ / 光ポンピング / ビームフォイル分光法 / Tilting foil法 / ECRイオン源 / SEPIS型偏極イオン源 / 原子偏極 / 核偏極 |
研究概要 |
我々は2年前に本科研費及び神戸常盤短大、大阪大学等の補助金の支援を受け、大強度・高偏度を目指して、偏極^3Heイオン源の開発を始めた。偏極生成に用いた方法は、低エネルギー(核子当たり1keV以下)での^3He+イオンとアルカリ原子との異常に大きなスピン交換断面積が期待されることを利用するものである。我々のこの偏極イオン源をSEPIS(Spin Exchange Polarized Ion Source)と名付けた。 SEPIS実証のため、我々は低エネルギー^3He+とルビジューム(Rb)原子とのスピン交換断面積の測定を可能にするベンチテスト装置を製作し、調整を行った。その結果、我々はSEPIS原理を実証するのに十分な300μA以上の^3He+ビームを2.45GHzECRイオン源から引き出すことに成功した。また、偏極Rb原子とのスピン交換過程で生成された偏極^3He+ビームの核偏極度の測定のために用いられるポーラリメータ(ビームフォいる分光法形)は0.5%以上の精度で核偏極度測定が可能であることが分かった。 また、SEPIS法による偏極^3He+の最大ビーム強度は^3He+イオンとRb原子との電子捕獲過程による^3He+ビーム損失によって決定される。しかし、この系の電子捕獲断面積の測定は、今までのところ、皆無であったので、今回新たに電子捕獲断面積を瓜・入射エネルギー範囲に渡って測定し、大きな偏極ビーム損失がないことを確認した。また測定した結果が、原子イオン衝突理論(Semiclassical close coupling model)で定性的に再現されることも確かめられた。
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