研究概要 |
1.妊娠高血圧症候群で子宮内胎児発育遅延を有する妊婦の血清を採取し、正常妊娠血清をコントロールとしPLGF、Free VEGF, sVEGFR1を測定しPLGF, Free VEGF,が低下すること、sVEGFR1が増加することを確認し妊娠高血圧学会誌、日大医学雑誌に掲載した。 2.妊娠高血圧症候群で子宮内胎児発育遅延を有する妊婦の胎盤を採取し、正常妊娠胎盤をコントロールとPLGF mRNAをABI PRISM 7700,TagMan Gold RT PCR reagents, TagManプローブキットを用い、定量的PCR法にて検討し、PLGF mRNAの発現が低下すること、VEGF mRNA, VEGFR1 mRNAはさまざまに変化することを確認しIFFP,妊娠高血圧学会で発表した。妊娠高血圧学会誌に掲載した。 3.N202CO2インキュベータ内で酸素濃度を変化させ培養(マルチガスインキュベータ,バイオクリーンベンチを使用)し、培養絨毛癌細胞(JAR, BeBO株)に対する妊娠高血圧症候群血清による細胞障害活性をMTS法で検討し、細胞障害活性があることを確認した。 4.培養絨毛癌細胞よりのP1GF産生の検討を用い、妊娠高血圧症候を有する妊婦の血清および,TNF-αは培養絨毛癌細胞よりのP1GF産生を抑制することを確認しISSHP,妊娠高血圧学会で発表し妊娠高血圧学会誌、日大医学雑誌に掲載した。。 5.ヒトにおける2回以上流産または死産をくりかえした抗リン脂質抗体陽性例における補体の変動と臨床所見を検討した。抗リン脂質抗体陽性例で補体価が低下することが判明し臨床免疫学会誌に掲載した。 6.妊娠高血圧症候群でReninやcoagulation factor XIの遺伝子多型を検討し関連性があることをHypertennsion pregnacyに投稿した。 7.妊娠高血圧症候群で抗プロトロンビン抗体が産生されることを臨床免疫学会誌に掲載した。
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