研究課題/領域番号 |
16H02177
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 (2020, 2022) 東京大学 (2016-2019) |
研究代表者 |
下浦 享 国立研究開発法人理化学研究所, 仁科加速器科学研究センター, 協力研究員 (10170995)
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研究分担者 |
道正 新一郎 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (80392140)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
46,150千円 (直接経費: 35,500千円、間接経費: 10,650千円)
2020年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2017年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
2016年度: 24,700千円 (直接経費: 19,000千円、間接経費: 5,700千円)
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キーワード | RIビーム / 中性子多体系 / 質量欠損核分光 / 荷電交換反応 / アルファノックアウト反応 / 多核子移行反応 / 原子核物理学 |
研究成果の概要 |
二重荷電交換反応4He(8He,8Be)の質量欠損スペクトルにおいて、閾値近傍に4事象発見されたテトラ中性子共鳴の候補の検証を行うことが目的である。同実験の再測定、および無反跳の4中性子を生成可能な、α粒子ノックアウト反応8He(p,pα)の測定が実施された。前者では、エネルギー較正手法を改良した同反応の測定を約2倍のビーム強度で実施し、共鳴候補のエネルギーの系統誤差が約1/10に改善したほぼ同等のスペクトルが得られている。後者では、10倍以上の統計で同じ特徴をもつスペクトルが得られ、テトラ中性子共鳴候補のエネルギーと幅が決定された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中性子だけで構成された原子核-原子番号0の元素-の存在は原子核物理学における60年以上にわたる課題であった。本研究の開始直前に発表された4事象発見されたテトラ中性子共鳴の候補は、準安定な状態として4中性子が存在する可能性を示唆した。本研究はこれを検証することを目的に再測定と全く異なる反応を用いた測定を行い、その結果、閾値直上に強く相関したテトラ中性子状態が存在することを示した。
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