研究課題/領域番号 |
16H02196
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
森本 幸司 国立研究開発法人理化学研究所, 仁科加速器科学研究センター, チームリーダー (00332247)
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研究分担者 |
加治 大哉 国立研究開発法人理化学研究所, 仁科加速器科学研究センター, 技師 (00391912)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
42,250千円 (直接経費: 32,500千円、間接経費: 9,750千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
2016年度: 33,150千円 (直接経費: 25,500千円、間接経費: 7,650千円)
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キーワード | 原子核実験 / 放射線検出器 / 超重元素 / X線 / 新元素 / X線核分光 / γ線 / 原子核(実験) / 実験核物理 / 加速器 / 粒子線 |
研究成果の概要 |
理化学研究所仁科加速器科学研究センターを中心とする研究グループにおいて、新たに開発した気体充填型反跳分離装置GARIS-IIを用いて原子番号119番新元素の探索を開始した。本研究は、この新元素探索実験へ向けたGARIS-IIおよびGARIS-IIIの高度利用技術の開発が目的である。本研究により開発したGe検出 器と計測回路を新元素探索実験用のセットアップに組み込み、ビームを利用した実証実験を行って、α崩壊観測と同時にX線を観測する事に成功し目的とする性能を実証した。その後、119番新元素探索実験のセットアップに実装し本装置を可動させた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新元素発見を目的とした超重核探索に関する研究は、化学と物理についての基本的な問いに答える一つの試みとして、科学の進歩とともに営々と続けられている。人類はこれまでに100を超える元素を発見し、その性質を理解する試みが続けられている。これは、すべての物質の根源である元素を理解する上で重要な元素周期表の拡張を意味する。本研究は、新元素発見の確実な証拠を示すための重要な技術開発となる。元素を発見した研究グループには、元素名および元素記号を提案する権利が与えられる。新しい元素の命名が、これから社会を担う子供たちへ自然科学、科学技術の進歩に対する興味を抱かせることになれば、それも大きな社会的意義である。
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