研究課題/領域番号 |
16H02197
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
上坂 友洋 国立研究開発法人理化学研究所, 開拓研究本部, 主任研究員 (60322020)
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研究分担者 |
板橋 健太 国立研究開発法人理化学研究所, 開拓研究本部, 専任研究員 (30322093)
矢向 謙太郎 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (50361572)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
43,290千円 (直接経費: 33,300千円、間接経費: 9,990千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2017年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
2016年度: 11,310千円 (直接経費: 8,700千円、間接経費: 2,610千円)
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キーワード | 二重ガモフ・テラー共鳴 / 二重ベータ崩壊 / 荷電交換反応 / RIビームファクトリー / 分散整合イオン光学 / 原子核物理学 / 二重ガモフテラー共鳴 / 二重ガモフテラー巨大共鳴 / スピン・アイソスピン応答 / 放射線計測 / ガモフ・テラー応答 |
研究成果の概要 |
二重ベータ崩壊と深く関連する、原子核の二重ガモフ・テラー遷移を研究する手法を新たに確立した。この新たな手法は二重荷電交換(12C,12Beγ)反応を用いるもので、核反応を用いることにより、原子核種についても終状態についても極めて限定されていた二重ベータ崩壊の限界を大きく突破し、全ての安定原子核の幅広い励起エネルギーにおける二重ガモフ・テラー遷移に適用することを可能とする。この手法を用い、、カルシウム48原子核(48Ca)とカドミウム116原子核(116Cd)原子核における二重ガモフ・テラー巨大共鳴を探索する実験を理化学研究所RIビームファクトリー施設において実施した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
宇宙開闢以来の時間より長い寿命を持つ二重ベータ崩壊は、原子核の崩壊モードの中で最も研究が進んでいないものである。特に未発見のニュートリノ放出を伴わない二重ベータ崩壊は物理分野で強い注目を集めている。本研究は、これらの二重ベータ崩壊の主要な素過程である二重ガモフ・テラー遷移について、核反応を用いた研究の道を拓くものである。今回確立した方法により、世界で初めて二重ガモフ・テラー遷移の包括的な研究が可能となる。
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