研究課題/領域番号 |
16H02257
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理化学
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研究機関 | 認定NPO法人量子化学研究協会 |
研究代表者 |
中辻 博 認定NPO法人量子化学研究協会, 研究所, 理事長 (90026211)
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研究協力者 |
中嶋 浩之
黒川 悠索
宮原 友夫
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
45,500千円 (直接経費: 35,000千円、間接経費: 10,500千円)
2018年度: 14,690千円 (直接経費: 11,300千円、間接経費: 3,390千円)
2017年度: 14,690千円 (直接経費: 11,300千円、間接経費: 3,390千円)
2016年度: 16,120千円 (直接経費: 12,400千円、間接経費: 3,720千円)
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キーワード | シュレーディンガー方程式 / 化学の支配原理 / 正確な解法 / 予言的量子化学の構築 / 化学産業への波及 / 生物学への波及 / 自由完員関数理論 / Free-Complement Theory / Chemical Formula Theory / 新しい原子・分子の電子構造理論 / 両理論の融合による革新的量子化学理論の誕生 / 量子化学 / 化学の支配方程式 / Chemistry Formula Theory / 正確な一般解法 / 予言的量子化学の建設 |
研究成果の概要 |
化学や生物現象の多くは量子力学の原理によって支配されている。従って、その基本方程式・シュレーディンガー方程式が正確に解ければ、化学現象を実験によらず理論と計算によって再現・予測できる。そのためこの式の正確な解法は研究者の夢であったが、約80年にわたり実現できなかった。しかし2004年に本研究代表者・中辻はその一般解法を発見し、化学に正確な予言可能性をもたらした。中辻と量子化学研究協会の研究者はこの理論を基に化学現象を正確に予測する理論の構築に励み、本基盤研究(A)の最終年度、遂にそれを普通の量子化学的な方法で可能にする画期的な理論的方法を開発した。現在、その展開に取り組んでいる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
化学はこれまで経験的な学問であると言われてきたが、本研究によってその支配原理が正確かつ容易な方法で解かれた事から、理論による定量的な予測が可能かつ常識とになり、経験論を乗り越えて、化学が飛躍的な進歩を遂げる基礎が確立されたことになる。本研究代表者らは、本課題の今後の展開を目指して、その実用的プログラム開発などに取り組んでいる。その成果により、学問が変わるだけでなく、化学の現代社会における役割の大きさからして、社会のあらゆる所にその貢献が波及するであろう。また、基礎原理は同じである生物の分野に対しても、革新的な影響を与えるであろう。人類の幸福に貢献できたらと思う。
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