研究課題/領域番号 |
16H02320
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知能機械学・機械システム
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
小俣 透 東京工業大学, 工学院, 教授 (10262312)
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研究分担者 |
門之園 哲哉 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (10510282)
石田 忠 東京工業大学, 工学院, 准教授 (80517607)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
43,290千円 (直接経費: 33,300千円、間接経費: 9,990千円)
2019年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2018年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2017年度: 13,520千円 (直接経費: 10,400千円、間接経費: 3,120千円)
2016年度: 15,990千円 (直接経費: 12,300千円、間接経費: 3,690千円)
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キーワード | 知能機械 / 知能機械システム / バイオMEMS / ナノマイクロメカトロニクス |
研究成果の概要 |
膨大な種類のペプチドの中からがん細胞に特異的に結合するペプチドを探索するペプチド探索は,従来人手で行われていたため,時間と手間を要していた.本研究では,MEMSデバイスの工夫,計測・制御技術により,ペプチド探索を自動化するデバイスを開発した.平面培養されたがん細胞を対象として,正常細胞に結合するペプチドを除去する機能を持つデバイスを開発した.また,生体内の腫瘍に性質がより近いと言われている3次元培養の一種であるスフェロイドを対象としたペプチド探索デバイスを開発した.さらに,低酸素低栄養状態で培養したがん細胞を対象とする方法を考案した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
実験装置の設計製作の工夫や計測・制御技術の導入により,ペプチド探索を自動化するデバイスを開発したことや,これまで平面培養に限られていた標的がん細胞を3次元培養に拡張することができたことは学術的な意義が大きい.がん細胞を対象とした研究はバイオ系の研究と考えられていたが,健康・医療の向上を目指すがん細胞研究という異分野の研究領域に機械工学を拡大したことが社会的な意義である.
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