研究課題/領域番号 |
16H02372
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
土木環境システム
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
藤原 拓 高知大学, 教育研究部自然科学系農学部門, 教授 (10314981)
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研究分担者 |
田中 宏明 京都大学, 工学研究科, 教授 (70344017)
山下 尚之 愛媛大学, 農学研究科, 教授 (90391614)
深堀 秀史 愛媛大学, 紙産業イノベーションセンター, 准教授 (70617894)
水野 忠雄 京都大学, 工学研究科, 講師 (00422981)
張 浩 高知大学, 教育研究部自然科学系理工学部門, 准教授 (90452325)
李 善太 京都大学, 工学研究科, 特定研究員 (60771962)
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連携研究者 |
黒住 悟
岡田 祥司
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研究協力者 |
野村 洋平
向 群
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
44,590千円 (直接経費: 34,300千円、間接経費: 10,290千円)
2018年度: 13,000千円 (直接経費: 10,000千円、間接経費: 3,000千円)
2017年度: 19,110千円 (直接経費: 14,700千円、間接経費: 4,410千円)
2016年度: 12,480千円 (直接経費: 9,600千円、間接経費: 2,880千円)
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キーワード | 用排水システム / 逆浸透濃縮排水 / 回転円板型促進酸化装置 / 省エネルギー / 微量化学物質 |
研究成果の概要 |
逆浸透(RO)による下水処理水の再生利用では,標準的な下水処理過程で完全に除去することが困難な有機物や微量化学物質がRO濃縮排水に濃縮される。本研究では,酸化チタンと高シリカ型ゼオライトを複合したシートを円板に搭載し,半水没の条件で回転する回転円板型促進酸化装置(RAOC)によるRO濃縮排水の省エネルギー処理技術の開発を行った。前処理としての凝集沈殿の有効性を示すとともに,RAOCによる医薬品処理の性能評価と機構解明を行った。また,パイロットスケール装置を製作し処理特性の評価を行うとともに,シートの耐久性および消費エネルギーの評価を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
世界各地で顕在化している淡水資源不足への対応として,逆浸透(RO)の研究が活発に行われているが,RO 濃縮排水処理が RO システムの総消費エネルギー削減の上で課題となっている。RO 濃縮排水に含まれる有機物や微量化学物質の処理に必要なエネルギーを大幅に削減可能な,革新的な技術の開発が求められている。本研究では,酸化チタンと高シリカ型ゼオライトを複合したシートを円板に搭載し,半水没条件で回転する「回転円板型促進酸化装置」による逆浸透濃縮排水処理技術の開発を行った。光触媒の水処理への適用において課題であった実排水への適用,透過光減衰によるスケールアップの困難さ等を克服した点で学術的意義は高い。
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