研究課題/領域番号 |
16H02391
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
無機材料・物性
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
垣花 眞人 東北大学, 多元物質科学研究所, 教授 (50233664)
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研究分担者 |
冨田 恒之 東海大学, 理学部, 准教授 (00419235)
佐藤 泰史 岡山理科大学, 理学部, 准教授 (90383504)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
44,720千円 (直接経費: 34,400千円、間接経費: 10,320千円)
2019年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 10,660千円 (直接経費: 8,200千円、間接経費: 2,460千円)
2017年度: 11,830千円 (直接経費: 9,100千円、間接経費: 2,730千円)
2016年度: 15,730千円 (直接経費: 12,100千円、間接経費: 3,630千円)
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キーワード | 結晶サイト工学 / 無機材料創成 / 合成プロセス / 蛍光体 / 結晶構造 |
研究成果の概要 |
蛍光体は照明やディスプレイなどに利用されており、近年では白色LEDでの利用拡大が著しい。自動車用ヘッドライトなどの応用に対し、レーザーダイオードを励起源に用いた蛍光体の開発が求められている。これに対応できる新規蛍光体の開発として、結晶サイト工学に基づく材料探索と構造解析を行った。ユーロピウムをドープした新規蛍光体を見出すとともに、ドープされる結晶サイトに関する多くの有用な知見を見出した。また赤外線で励起して可視光を発光するアップコンバージョン蛍光体について、結晶サイト工学に基づく材料探索を行った。層状構造をもつ複合酸化物が明るい発光を示すなど、新規高輝度アップコンバージョン蛍光体を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
蛍光体は新しい用途に応じて、それに沿った新しい材料が要求される。本研究の成果は単なる新規蛍光体の開発に留まらず、望ましい特性を持つ蛍光体を作るのに必要な設計指針を打ち立てるものであり、基礎研究として大きな学術的意義がある。また本手法を応用し、新しい用途に対応する優れた蛍光体を開発することは、例えばより明るい自動車用ヘッドライトの開発による安全性の向上や、高輝度化によるディスプレイの省エネなど、国民の生活をより豊かにすることにつながり、社会的に大きな意義がある。
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