研究課題/領域番号 |
16H02682
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児外科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
田口 智章 九州大学, 医学研究院, 教授 (20197247)
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研究分担者 |
松浦 俊治 九州大学, 大学病院, 准教授 (10532856)
吉丸 耕一朗 九州大学, 医学研究院, 講師 (60711190)
桐野 浩輔 九州大学, 大学病院, 助教 (00621707)
山座 孝義 九州大学, 歯学研究院, 准教授 (80304814)
山座 治義 九州大学, 歯学研究院, 准教授 (30336151)
尾崎 正雄 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 教授 (10152472)
岡 暁子 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 准教授 (60452778)
孝橋 賢一 九州大学, 医学研究院, 准教授 (10529879)
梶岡 俊一 九州大学, 医学研究院, 准教授 (90274472)
大賀 正一 九州大学, 医学研究院, 教授 (60233053)
黒田 達夫 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (60170130)
増本 幸二 筑波大学, 医学医療系, 教授 (20343329)
田尻 達郎 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80304806)
家入 里志 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (00363359)
木下 義晶 新潟大学, 医歯学系, 教授 (80345529)
柳 佑典 九州大学, 大学病院, 助教 (30596664)
野中 和明 九州大学, 歯学研究院, 教授 (90128067)
高田 英俊 九州大学, 医学研究院, 教授 (70294931)
奥野 博庸 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (70445310)
中畑 龍俊 京都大学, iPS細胞研究所, 特定拠点教授 (20110744)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
47,450千円 (直接経費: 36,500千円、間接経費: 10,950千円)
2019年度: 8,710千円 (直接経費: 6,700千円、間接経費: 2,010千円)
2018年度: 8,710千円 (直接経費: 6,700千円、間接経費: 2,010千円)
2017年度: 8,710千円 (直接経費: 6,700千円、間接経費: 2,010千円)
2016年度: 21,320千円 (直接経費: 16,400千円、間接経費: 4,920千円)
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キーワード | 幹細胞 / 再生医療 / 腸管蠕動不全 / 移植・再生医療 / 再生医学 / 細胞・組織 / 歯学 / 小児外科学 / 再生医療学 / 乳歯幹細胞学 / 細胞移植 / 組織工学 / 指定難病 / ヒルシュスプルング病 / ヒルシュスプルング病類縁疾患 / 乳歯幹細胞 |
研究成果の概要 |
上記疾患群の中で予後不良である腸管神経節細胞僅少症(HYPO)に、第一にfocusをした。HYPOは腸管神経節細胞は存在するがその数が極めて少ない特徴を有す。同じく腸管神経細胞の減少を認めるマウス(JF1)を用いて、健常児由来の乳歯幹細胞(SHED)を投与した。結果、体重増加を得、その有効性を証明した。次に、HYPO患者由来のSHED(HYPO-SHED)の解析を行った。SHEDは間葉系幹細胞(mesenchymal stem cell, MSC)であるが、HYPO-SHEDは、MSCに矛盾しない表現型を有していること、ならびに増殖能や造腫瘍性に関する解析を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
SHEDはiPS細胞と比較し遺伝子導入が不要、作成効率が概ね100%、高い自己再生能、HLAの発現が低く拒絶を受けない点で優れ、さらに低侵襲かつ容易に採取可能である。また、歯髄の状態で凍結保存が可能であるため乳歯幹細胞のバンクをつくることができる。本基盤研究にて、健常児由来SHEDにおけるhypoに対する治療メカニズム・治療効果を詳細に解明した上で、hypo-SHEDの細胞の特性の解析に移行し、自家細胞移植の可能性を模索し、バンク化も目指す乳歯保存の基盤づくりを行った。このように実臨床における治療を視野に自家他家移植いずれも実現することを目標とできた本研究は大きな学術的、社会的意義を有する。
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