研究課題/領域番号 |
16H02782
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報学基礎理論
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
岩間 一雄 京都大学, 学術情報メディアセンター, 研究員 (50131272)
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研究分担者 |
宮崎 修一 京都大学, 学術情報メディアセンター, 准教授 (00303884)
玉置 卓 京都大学, 情報学研究科, 助教 (40432413)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
16,120千円 (直接経費: 12,400千円、間接経費: 3,720千円)
2020年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2016年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
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キーワード | オンラインアルゴリズム / 乱択アルゴリズム / 競合比解析 / 計算量理論 / ハノイの塔 / 空間計算量 / アルゴリズムの設計と解析 / 乱化技術 / 乱拓計算 / 平均解析 / 乱化アルゴリズム / 平均計算量 / 計算量の下限 / ソーティング |
研究成果の概要 |
本研究の2大テーマは,入力情報の不完全性と乱数の利用である.近年注目を集めているカーシエアのオンラインアルゴリズムを研究し,効率的に配車を行う技術に関して従来の結果を大幅に改良できた.また,入力全体の定数長部分のみを見て全体の性質を判定する技術に関して,その理論体系が代表的体系であるパラメータ計算複雑さと強い関係があることを示した.いずれも適切な乱数利用が鍵になる.他にも,ソーティングの平均計算量等で重要な結果を得ている.また有名なハノイの塔パズルに対して新しい視点を開発し,成果は米国数学会の代表的雑誌に掲載された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
完全な入力情報が揃ってから計算を開始し正しい答えを出すという前世紀のパラダイムは完全に崩れ去っている.現在の計算機利用は我々の社会生活の隅々まで行き渡り,例えば株取引などの「経験と勘」であった世界が完全に計算機に置き換えらようとしている.こうした環境でのキーワードがまさに上記の2大テーマであり,理論的研究もその多くがそこに集中している現状である.学術的成果がただちに社会的成果に繋がりうるという意味で非常に意義のある研究分野であると信じる.
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