研究課題/領域番号 |
16H02811
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報ネットワーク
|
研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
重野 寛 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (30306881)
|
研究分担者 |
屋代 智之 千葉工業大学, 情報科学部, 教授 (60306397)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
2019年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2016年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
|
キーワード | 高度交通システム(ITS) / 情報ネットワーク / 自動車アドホックネットワーク / 情報指向ネットワーク / 分散情報共有基盤 / 動的走行経路案内 / 高度道路交通システム(ITS) / 高度道路交通システム |
研究成果の概要 |
高度交通情報システム(ITS)のために研究されてきた自動車アドホックネットワーク(VANET)を通信基盤として、情報指向ネットワーク(ICN)の考え方に基づく情報交換・共有機構を導入し、効率的で安定した情報交換・共有・管理を実現する分散情報共有基盤を研究開発することを目的とする。具体的には、(A)情報指向アプローチによる通信機構、(B)仮想情報提供者・仮想コンテンツストアを導入した分散情報共有基盤の構築手法、(C)情報指向アプローチによる通信機構・分散情報共有基盤上でのITSアプリケーションの実現手法について提案し、計算機シミュレーションによる評価より、その有効性を示した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題では、自動車アドホックネットワークに情報指向ネットワークの概念を組み合わせる新しいアプローチでの通信機構と情報共有機構の実現に取り組んだ。自動車群上に仮想情報提供者・仮想コンテンツストアを導入し、それらを協調的に動作させてITSのための分散情報共有基盤を実現する先端的手法を提案したこと、そして、その特性や性能を明らかにしたことは、学術的に意義がある。また、本研究課題で検討した機構はITSアプリケーションの実現やその改善に資するものである。将来の自動車の協調走行の高度化のための情報交換・情報共有機構の基礎的な検討としても有用であり、社会的な意義がある。
|