研究課題/領域番号 |
16H02826
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高性能計算
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
田中 覚 立命館大学, 情報理工学部, 教授 (60251980)
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研究分担者 |
長谷川 恭子 立命館大学, 情報理工学部, 講師 (00388109)
坂野 雄一 国立研究開発法人情報通信研究機構, 脳情報通信融合研究センター脳機能解析研究室, 研究員 (10443904)
岡本 篤志 大手前大学, 総合文化学部, 助教 (30438585)
LOPEZ Roberto 立命館大学, 情報理工学部, 准教授 (80395144)
宇田 紀之 名古屋産業大学, 環境情報ビジネス学部, 教授 (30232838)
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研究協力者 |
生野 壮一郎
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
13,260千円 (直接経費: 10,200千円、間接経費: 3,060千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2016年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
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キーワード | ポイントクラウド / 3次元計測 / 透視可視化 / 文化ビッグデータ / デジタルアーカイブ / 文化ビックデータ / 3次元計測 / 不透明度勾配 / 半透明立体視 / 有形文化財 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,有形文化財を中心とする様々な「モノ」を,3次元計測によってデジタル保存し,取得した大規模ポイントクラウドを活用して高精細透視可視化を実現し,さらにそれを活用した複雑形状の高視認性可視化手法を開発することである.高精細透視可視化に関しては,研究の初期段階で一応の完成を見た.その後,入力データとなるポイントクラウドの一様性を向上させる前処理を行うことで画質が格段に向上させるなどの,当初には想定していなかった成果も挙げられた.また,衝突シミュレーションなどの「コト」の可視化,半透明立体視における認知改善など,提案手法の発展的応用に関しても先鞭をつけることができた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果の学術的意義は,ポイントクラウドという,近年多くの学術分野で重要になっている種類のデータに関し,その高精細な透視可視化を,従来法で問題になっていた不正確な奥行感や不自然なアーチファクトを完全に無くしつつ,対話的な処理速度で実現した点にある. 本研究の成果の社会的意義は,近年の高度に発達した高性能計算を駆使した可視化技術を,様々な応用が広がっている3次元計測データ(特に文化財)に適用し,これまでに例の無い,計測対象の精密な内部透視を実現したことにある.これにより,3次元計測データのオンサイトでの確認やCADデータへの変換等の労力が,大きく削減される.
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