研究課題/領域番号 |
16H02834
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報セキュリティ
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
辛 星漢 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 主任研究員 (20443195)
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研究分担者 |
照屋 唯紀 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 研究員 (20636972)
松田 隆宏 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 主任研究員 (60709492)
山田 翔太 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 研究員 (70750834)
村上 隆夫 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 主任研究員 (80587981)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
8,450千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 1,950千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2016年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | 暗号 |
研究成果の概要 |
本研究課題では、日本の提案方式 AugPAKE と SKI mechanism をそれぞれ国際標準団体 ISO/IEC で標準規格化した。具体的には、AugPAKE が含まれている国際標準 ISO/IEC 11770-4 (2nd edition)が平成29年11月に出版され、また SKI mechanism が含まれている国際標準 ISO/IEC 20009-4 (1st edition)が平成29年8月に出版された。そして、既存の匿名パスワード認証方式における問題点を明確した上で、よりよい効率と安全性証明を有する新たな方式を提案した論文などが国際論文誌へ掲載された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の学術的や社会的意義はパスワード認証方式、鍵管理方式そして匿名パスワード認証方式の暗号理論的な安全性解析と実装上の問題解決を行うことで ISO/IEC の国際標準化過程に大きな影響を及ぼすことである。また、厳密な安全性証明ができる新たな方式を設計するとともに、常に実用化を念頭においてより効率で様々な攻撃を想定してそれらの攻撃に安全な方式を設計することである。これらの研究成果は学術的にも大きな貢献になると予測されるし、本研究の成果はすでに標準化した国際標準化団体において既存の認証・鍵管理方式を見直す切っ掛けになることを期待している。
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