研究課題/領域番号 |
16H02894
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生命・健康・医療情報学
|
研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
野坂 大喜 弘前大学, 保健学研究科, 講師 (80302040)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
14,170千円 (直接経費: 10,900千円、間接経費: 3,270千円)
2018年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2016年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
|
キーワード | 病理診断学 / 乳がん / 迅速診断 / 術中画像診断 / 術中迅速診断 / 医療・福祉 / 癌 / 病理学 / 情報システム / 情報工学 |
研究成果の概要 |
乳がん再発防止においては,切除断端における残存乳がん細胞の有無を高感度に検出可能かつ遠隔医療システムにも対応可能な新たな術中迅速診断技術の技術開発が求められていることから,本研究では切除断端部の微少残存乳がん細胞検出や良悪性鑑別困難症例判定を補助する乳がん切除断端部組織画像診断技術の研究開発を行った。 化学発光法と画像形態解析技術とをハイブリッド化させた新たな画像診断システムを開発し,その有用性を評価した結果,本システムは感度に優れており,新たながんスクリーニング技術として応用化が期待できることが明らかとなった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によりCLEIA技術を用いたCIHC法は感度と特異性に優れており,乳がん細胞のスクリーニングに有用であることが示唆された。化学発光の減衰は蛍光色素に比較して非常に遅く,最大24時間維持され,測定には励起光源やバンドパスフィルターを必要としないことが大きなメリットである。そのため,システムの小型化も容易である。今後この化学発光技術は術中迅速診断分野の進歩に貢献できるものと考えられ,さらにAI技術を加えることで,より小型のスマートポイントオブケアテスト(POCT)デバイス化も期待できる。
|