研究課題/領域番号 |
16H02971
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境影響評価
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研究機関 | 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 |
研究代表者 |
武田 志乃 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 放射線医学総合研究所 放射線障害治療研究部, グループリーダー(定常) (00272203)
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研究分担者 |
小平 聡 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 高度被ばく医療センター 計測・線量評価部, 研究統括(定常) (00434324)
小久保 年章 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 放射線医学総合研究所, 上席研究員(定常) (10425663)
小西 輝昭 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 量子生命科学領域, グループリーダー(定常) (70443067)
臺野 和広 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 放射線医学総合研究所 放射線影響研究部, 研究統括(定常) (90543299)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2016年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
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キーワード | ウラン / 腎臓 / 晩発影響 / 放射光 / 蛍光X線分析 / マイクロPIXE / 内部被ばく / 幼若毒性 / イメージング / マイクロビーム / 内部被ばく影響 |
研究成果の概要 |
本研究ではラットモデルにおいて腎臓のウラン不均一分布と晩発影響について検討した。腎臓の微細構造の特性から、腎臓薄切試料によるα線飛跡による線量分布、ウラン腎臓内分布・局在、組織病理変化、およびDNA損傷解析の手法を確立し、これらのデータを総合的に評価することにより、ウラン晩発影響の小児期特性を検討した。成熟個体に対して発達期ばく露での増殖病変発生数は低く、両者の関係はバルク的なウラン腎臓移行量に対応した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ウランの毒性影響はこれまで重金属としての化学毒性が主体と考えられてきたが、本研究での標的部位である腎臓特有の複雑な微細構造やウランの不均一的な分布様態を考慮した新たな研究アプローチにより、α線核種としての局所線量影響を考慮すべき点を提示できた。また現行の内部被ばく線量・リスク評価は不均一分布による局所影響が考慮されておらず、新たな線量・リスク評価の必要性への布石となった。
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