研究課題/領域番号 |
16H02982
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境モデリング・保全修復技術
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
徳本 勇人 大阪府立大学, 理学(系)研究科(研究院), 講師 (70405348)
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研究分担者 |
吉原 静恵 大阪府立大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (20382236)
星 英之 大阪府立大学, 人間社会システム科学研究科, 准教授 (30301188)
大江 真道 大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 准教授 (60244662)
倉橋 健介 大阪府立大学工業高等専門学校, その他部局等, 講師 (60516821)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2018年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
2016年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
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キーワード | 線虫 / 除染 / 嫌気発酵 / 放射性セシウム / 生物機能利用 / バイオレメディエーション |
研究成果の概要 |
環境中に放散された放射性Csを含有する微生物を線虫に食餌させ、Csを線虫へ移行させることに成功した。モデル微生物(Rhodococcus erythropolis CS98株)とモデル線虫(Caenorhabditis elegans N2株)このモデル線虫は放射性Csに対して耐性を持っており、さらに、光忌避性を利用して土壌から回収することが容易であることも確認した。この線虫回収プロセスの検討においては、連続化を達成することができた。並行して、Cs吸収に優れた微生物も見出し、植物を用いて、除染化を検証できる生物検定法も構築した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
東日本大震災による東京電力福島第一原子力発電所の事故で、放射性物質の拡散が大問題となっており、半減期の長い放射性物質(90Sr, 28.7年,137Cs, 30.2年)による影響が懸念される。高線量地域ではなく、周辺域の低線量バイオマスの処理法において、その技術的支援は遅れていると思われる。本研究成果により、土壌中に普遍に存在する微生物と、それらを捕食する線虫を用いて、地域分散型の簡易除染法の構築ができるのではないかと考えられる。また、食物連鎖間の放射性物質の移行形態の解析にも貢献できる。さらに、放射性物質だけでなく、他の環境汚染物質にも対象を広げ、新規除染法の構築にも寄与できると考えている。
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