研究課題/領域番号 |
16H03056
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
大谷 実 金沢大学, 学校教育系, 教授 (50241758)
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研究分担者 |
伊藤 伸也 金沢大学, 学校教育系, 准教授 (10570434)
布川 和彦 上越教育大学, 大学院学校教育研究科, 教授 (60242468)
日野 圭子 宇都宮大学, 教育学部, 教授 (70272143)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
8,710千円 (直接経費: 6,700千円、間接経費: 2,010千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 関数 / カリキュラム開発 / 創発的モデル化 / 言語活動 / ICT環境 / 関数カリキュラム / ICT活用 / 中等教育段階 / 科学教育カリキュラム / 数学教育 |
研究成果の概要 |
本研究は,中・高の数学科の学習指導で大きな困難を伴う関数領域カリキュラムを創発的モデル化の視点から再編成した改善案を提案するために,研究者と中・高の熟練教師がチームを編成し,中学3年と高校2年でデザイン研究を実施した.第一に,創発的モデル化に基づき真実味のある課題を探究することにより,複数の数学的内容を総合的に探究する学習を提言できた.第二に,ICTを活用することにより,変量としての関数を一般的に語ることが可能になることが示唆された.かくして,創発的モデル化とICT活用により,真実味のある現象を動的環境で探究することで,変量としての関数の語りを生徒が自然行うことになるという知見が得られた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中・高の数学科の学習指導で大きな困難を伴う関数領域カリキュラムに対して創発的モデル化とICT環境の視点から,新しいカリキュラム構成原理に基づく具体的な内容を提案し,教授実験を通してその有効性を示すことができた.本研究によるカリキュラムは,特定の関数の習得を目指す旧来の在り方に対して,真実味のある現象を動的環境で探究することを通して,身の回りの事象を考察する過程で関数を活用する資質・能力を育成するための代案を提案するものである.また,本研究の成果を高等学校教授資料として出版し,全国の学校に配布することを通して,新しい関数カリキュラムを広げることができた.
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