研究課題/領域番号 |
16H03105
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化財科学・博物館学
|
研究機関 | 東北芸術工科大学 |
研究代表者 |
石崎 武志 東北芸術工科大学, 文化財保存修復研究センター, 教授 (80212877)
|
研究分担者 |
澤田 正昭 東北芸術工科大学, 文化財保存修復研究センター, 教授 (20000490)
米村 祥央 東北芸術工科大学, 芸術学部, 准教授 (50332458)
杉山 智昭 北海道博物館, 研究部, 学芸員 (90446310)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2016年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
|
キーワード | 寒冷地域 / 遺跡 / 石造文化財 / 修復材料 / 凍結融解 / シミュレーション解析 / 保存対策 / 保存科学 |
研究成果の概要 |
東北・北海道地域の遺跡や石造文化財は、冬季の凍結融解や積雪等により劣化が早く進む。ここでは、三内丸山遺跡や大湯環状列石など東北・北海道地域の遺跡に関して、冬季の周辺環境および劣化の進行に関する現地調査を行った。そこで、それぞれの遺跡での劣化原因に関して、その主な要因を明らかにした。また、熱、水分移動によるシミュレーション解析により劣化のメカニズムに関して、定量的な評価を行った。さらに、遺跡や石材の凍結融解を防ぐ方法に関しては、室内実験および屋外調査により保存対策手法の提案を行った。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
寒冷地で屋外にある遺構や石造文化財は、冬季の凍結融解や積雪等により劣化が早く進む。この保存対策に関しては、様々試みられてきたが、成功した例は少ない。ここでは、劣化原因に関して、周辺環境の測定、劣化のメカニズムに関するシミュレーション解析等を行うことにより、より定量的な評価を行った。さらに、遺跡や石材の凍結融解を防ぐ方法に関しては、室内実験および屋外調査を行った。これらの研究により、今後の寒冷地の遺跡、石造文化財の保存対策を構築する上で、重要な研究成果が得られた。
|