研究課題/領域番号 |
16H03152
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
自然災害科学・防災学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
中田 幸男 山口大学, 大学院創成科学研究科, 教授 (90274183)
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研究分担者 |
鈴木 素之 山口大学, 大学院創成科学研究科, 教授 (00304494)
吉本 憲正 山口大学, 大学院創成科学研究科, 准教授 (00325242)
森 啓年 山口大学, 大学院創成科学研究科, 准教授 (20355803)
梶山 慎太郎 山口大学, 大学院創成科学研究科, 助教 (50803532)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2016年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
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キーワード | 地盤災害 / センサー / 監視 / 無線センサー網 |
研究成果の概要 |
局所的集中豪雨の激化が想定外の災害をもたらし,安心・安全を脅かしている。未経験な自然環境下において発生する災害を予知できる新しい監視技術の開発が急務になっている。この課題に対して、想定外の災害に有効となるメッシュ型無線センサー網による地盤災害の監視システムの検討を行った。その結果、メッシュ型無線センサー網の機器基盤を構築し、数年間の監視を実施できることや、実際の斜面変状を現地計測可能であることを示した。また、現場計測や模型実験から得られる斜面変状や崩壊発生時のデータを活用し、異常個所抽出するための警告基準および時間予測モデルを検討し、監視システムの概念を構築した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本提案は,従来の監視システムの概念と異なり,多数の観測点を設け地盤災害を面的に観測し抽出しようとする点が独創的といえる。また,高精度のセンサーを数点設置するという従来の観測システムの考えから脱し,安価で単純なセンサーを多数散在させ,センサー群からなるメッシュ型観測体制を構築し,信頼性の高い情報を収集しようとするものである。本システムのようなローコスト多数型の監視システムを構築できれば広域な災害監視が可能となる。また,災害後の救出・復旧活動時における兆候観測にも適用でき,建設構造物全般に利用できる。
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