研究課題/領域番号 |
16H03212
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
井上 薫 首都大学東京, 人間健康科学研究科, 准教授 (90259143)
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研究分担者 |
柴田 崇徳 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 上級主任研究員 (30357199)
小林 隆司 首都大学東京, 人間健康科学研究科, 教授 (70337989)
繁田 雅弘 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (90206079)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2018年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2017年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2016年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
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キーワード | 認知症 / 高齢者 / ロボット / グループホーム / コミュニケーションロボット / 効果 / 作業療法 / 在宅ケア / ランダム化比較試験 |
研究成果の概要 |
コミュニケーションロボット「パロ」(産業技術総合研究所)の効果について、グループホーム入居中の認知症高齢者のBPSDがパロへの曝露時間によって差が生じるかについて、ランダム比較化試験の手法により検証した。メインアウトカムは、NPI-Qを使用し、週3回使用群の方が週1使用回群よりも、BPSDが改善したことが確認された(<.05)。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
パロが認知症高齢者に良い影響を与えるということ自体は複数の世界中の研究チームにより報告されている。この中で、今回の調査の大きな成果は、介護者による触れ合い支援を極力減じた環境(介護者に大きな負担をかけない自然な使い方)でロボットを活用するよう工夫した状況下での結果であり、特別な環境、つまり、セラピストが積極的に働きかけ、対象者にパロとの触れ合いを支援しなくても、日常的なケア場面でプラス、パロを加えることで対象者のBPSD軽減効果が見込めることを示せた点が大きいと考える。
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