研究課題/領域番号 |
16H03617
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策
|
研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
馬 岩 神戸大学, 経営学研究科, 教授 (10403221)
|
研究分担者 |
柳瀬 明彦 名古屋大学, 経済学研究科, 教授 (10322992)
蓬田 守弘 上智大学, 経済学部, 教授 (30286611)
朱 連明 大阪大学, 社会経済研究所, 准教授 (60770691)
古澤 泰治 東京大学, 大学院経済学研究科(経済学部), 教授 (80272095)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
16,380千円 (直接経費: 12,600千円、間接経費: 3,780千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2016年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
|
キーワード | グローバルサプライチェーン / 地球環境 / 環境政策 / アウトソーシング / 地球環境への影響 / 対外直接投資の効果 |
研究成果の概要 |
本研究課題では、タスク貿易の枠組みをより一般的な生産過程に拡張したグローバルサプライチェーンの理論を構築し、グローバリゼーションによるグローバルサプライチェーンの変化を解明し、その理論的帰結を国際産業連関表のデータを用いて実証的に分析した。また、外国直接投資からのスピルオーバー効果と企業のグローバル化の決定要因を理論と実証の両面から研究した。更に、人的資本の分布がタスク貿易に与える影響に関する理論研究を行い、実証研究のための仮設を提出した。最後に、生産プロセスの国際的分割とそれによるグローバルサプライチェーンの深化が地球環境に与える影響を理論的に分析し、環境保護政策の効果についても分析した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
グローバリゼーションの進展がグローバルサプライチェーンをどう深化させるのか、理論的に、そして産業連関表を用いて定量的に測ったことは、現在盛んに行われているグローバルサプライチェーンやグローバルバリューチェーンの研究を進める上で大きな学術的意味を持つ。また、外国直接投資からのスピルオーバー効果と企業のグローバル化の決定要因を分析したことにより、政策の効果を示すことで、多くの途上国で外商政策を形成する際に、有力なエビデンスを提供している。更に、持続的成長を可能にする環境規制や環境政策の効果を分析することを通し、現実の政策提言にもつながる。
|