研究課題/領域番号 |
16H03663
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
大木 裕子 東洋大学, ライフデザイン学部, 教授 (80350685)
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研究分担者 |
李 為 京都産業大学, 経営学部, 教授 (00454471)
古賀 広志 関西大学, 総合情報学部, 教授 (20258312)
関 千里 愛知学院大学, 経営学部, 教授 (70434256)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
12,350千円 (直接経費: 9,500千円、間接経費: 2,850千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2016年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | イノベーション / 伝統産業 / リーダーシップ / 組織の対応力 / オープンイノベーション / プロデューサー / 伝統と革新 / AI / 産業クラスター / 伝統産業とAI / クリエイティビティ / 製品の高度化 / 経営学 |
研究成果の概要 |
産業クラスターを形成したからといって、必ず製品が高度化に向かうとは限らない。クラスターを構成する諸要素やネットワークの状況は、製品の性質によっても異なるが、クラスターの持続的な発展のためには、ハイエンド製品を創りだすインクリメンタルなイノベーションが必要である。我が国のものづくりは、技術に優れ、性能に優れているものの、未だ美しさという側面ではグローバルな競争下において優位なポジションにはないように見受けられる。既存の軸を変える市場への視点が必要とされる。そこで必要とされるのがクリエイティビティであり、企画力あるビジネス・プロデューサーの存在なのである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は、製品と技術のパターンの差異を考慮しつつ、最先端と伝統的産業クラスターに通底するビジネス・システムを捉えようとした点にあり、その中で特にビジネス・プロデューサーの存在、機能の重要性を解明することができた。産業クラスターにおける製品高度化のためには、オープン・イノベーションが不可欠であり、そのメカニズム構築にビジネス・プロデューサーが深く関与している。そして個の自律と協調こそが産業の持続的発展に必要なメカニズムであることを示唆することで、実務界にも貢献することができた。
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