研究課題/領域番号 |
16H03723
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会心理学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
上出 寛子 名古屋大学, 未来社会創造機構, 特任准教授 (90585960)
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研究分担者 |
小菅 一弘 東北大学, 工学研究科, 教授 (30153547)
高橋 英之 大阪大学, 基礎工学研究科, 特任講師(常勤) (30535084)
笠木 雅史 名古屋大学, 教養教育院, 特任准教授 (60713576)
新井 健生 電気通信大学, その他部局等, 客員教授 (90301275)
山邉 茂之 東北大学, 未来科学技術共同研究センター, 准教授 (90533670)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2016年度: 8,450千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 1,950千円)
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キーワード | 運転の楽しみ / マインドワンダリング / 運転支援システム / 運転中のマインドワンダリング / 半自動運転 / 手動運転 / 社会系心理学 / ユーザインターフェース / 自動運転 / 実験系心理学 |
研究成果の概要 |
高度な運転支援システムを利用することで、運転行為以外に意識が向くマインドワンダリング(以下MW)という現象が発生することが予想される。MWは無自覚に発生し、主観的な快適さと関連することが指摘されていることから、通常の手動運転と比較することで、運転支援システムの場合にはどの程度MWが生じ、運転の楽しみにどのような影響を与えるのかを検討することが必要である。本研究では、運転の楽しみの要素を特定した上で、手動運転よりも運転支援システムを利用した方が運転の楽しみを有意に高く感じ、また、MWは手動運転の方が生じやすいことを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現状、開発の進む自動運転技術は、運転の楽しみを奪うのではないかという懸念が一般的に指摘される傾向があるが、実際には、運転支援システムは、運転の楽しみを向上する可能性を指摘することができた。運転支援システムは、利用するかどうかという自由度をドライバに与えるものであり、状況に応じた活用が可能である。高度な運転支援システムは単純に運転の楽しみを奪う訳ではないことを検証できたことに学術的意義がある。また、運転支援システムを活用した方がMWは生じにくいことが明らかとなったが、これは、完全自動運転ではない場合にはきちんとドライバが状況を監視していることが確認されたという点で社会的意義がある。
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