研究課題/領域番号 |
16H03831
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ナノ材料化学
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
中村 真紀 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 材料・化学領域, 主任研究員 (00568925)
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研究分担者 |
小菅 寿徳 東京医科大学, 医学部, 准教授 (00376774)
大矢根 綾子 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 材料・化学領域, 上級主任研究員 (50356672)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
18,980千円 (直接経費: 14,600千円、間接経費: 4,380千円)
2019年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
2018年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2016年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | リン酸カルシウム / 複合ナノ粒子 / MRI造影剤 / 動脈病変 / 早期診断・治療 / 磁性酸化鉄 / 酸化鉄 / 複合球状ナノ粒子 |
研究成果の概要 |
診断用の造影剤や治療用の薬剤を担持したリン酸カルシウム系複合ナノ粒子を、動脈硬化や動脈瘤の初期病変部に出現する免疫細胞に選択的かつ高効率に取り込ませることがきできれば、これらの疾患の早期診断・治療が可能になると考えられる。本研究では、このような複合ナノ粒子を得るための簡便・迅速かつ安全性の高い作製手法を確立した。得られた複合ナノ粒子は免疫細胞に選択的に効率良く取り込まれたことから、動脈病変の早期診断・治療への応用が期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、動脈硬化や動脈瘤の早期診断と治療を同時に行うことのできる革新的な医療技術の実現を目指し、動脈病変への造影剤・薬剤の送達に有効と考えられるリン酸カルシウム系複合ナノ粒子の作製技術を確立した。動脈硬化や動脈瘤は自覚症状のないまま進行し、生命に関わる病態を引き起こす。病変部の形態的変化の起こらない初期段階での早期診断・治療が可能となれば、重症化を防ぐことができ、その社会的意義は非常に大きい。
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