研究課題/領域番号 |
16H03835
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ナノ材料工学
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研究機関 | 兵庫県立大学 (2017-2018) 日本電信電話株式会社NTT物性科学基礎研究所 (2016) |
研究代表者 |
鈴木 哲 兵庫県立大学, 高度産業科学技術研究所, 教授 (00393744)
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研究分担者 |
関根 佳明 日本電信電話株式会社NTT物性科学基礎研究所, 機能物質科学研究部, 主任研究員 (70393783)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
19,630千円 (直接経費: 15,100千円、間接経費: 4,530千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
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キーワード | グラフェン / プラズモン / テラヘルツ / 六方晶窒化ホウ素 / 指向性可変八木アンテナ / アンテナ / メタマテリアル / 特性可変アンテナ / イオンゲル |
研究成果の概要 |
テラヘルツ帯プラズモン共振器として動作するリボンアレイを作製し、またプラズモンの共鳴周波数をイオンゲルゲートによって大きく制御することができた。同様に、相補的スプリットリング共振器を作製し、その共鳴周波数の変調に成功した。またグラフェンをパタン化する代わりにグラフェンに対してホールをドープする自己組織化単分子膜をパタニングした後CVDグラフェンを転写する方法も検討した。その結果キャリア濃度の濃淡の境目でプラズモンが反射され、それぞれのパタンに異なる周波数の共鳴プラズモンが発生することが明らかとなった。これらのプラズモン周波数のバックゲート電圧による制御も可能であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
グラフェンの電気的、光学的特性は電界効果(ゲート電圧の印加)により大きく変調することができる。我々はこれに着目し、グラフェンを用いた特性可変のテラヘルツ帯指向性アンテナやメタマテリアル応用を目指している。グラフェンパタン中に発生するプラズモンによるテラヘルツ光の吸収をゲート電圧で制御することができた。今後これらのデバイスの積層化により指向性を持たせたり指向性を制御することが可能になると考えられる。
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