研究課題
基盤研究(B)
本研究でステライルニュートリノ(標準理論には含まれていない第4のニュートリノ)の検出器のR&Dを行なった.具体的には,液体シンチレーターの開発,検出器構造の概念設計及び各種テスト,信号検出用エレクトロニクスの準備などである.このR&Dの結果を利用してJSNS2実験のステライルニュートリノ検出器が制作され,2020年6月にJ-PARC研究所のMLF実験施設で実際のビームにより最初のデータ収集を行うことに成功した.
本研究のニュートリノ検出器R&Dの結果を元にしてステライルニュートリノ検出器の制作が行われ,最初のデータ収集を行うことに成功した.今後高い信頼性でステライル ニュートリノ探索を行うことが可能となった.ステライルニュートリノは素粒子の標準理論には含まれていない,弱い相互作用を行わない第4のニュートリノである.もしステライルニュートリノが発見されれば,これまでの常識を覆す非常に大きな学術的インパクトを素粒子物理に与え,我々の自然に対する理解を深めることになる.
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すべて 国際共同研究 (3件) 雑誌論文 (7件) (うち国際共著 5件、 査読あり 5件、 オープンアクセス 6件) 学会発表 (28件) (うち国際学会 8件、 招待講演 16件) 図書 (3件) 備考 (1件)
JINST
巻: 14 号: 09 ページ: T09010-T09010
10.1088/1748-0221/14/09/t09010
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http://research.kek.jp/group/mlfnu/