研究課題/領域番号 |
16H04025
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
数理物理・物性基礎
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
早川 尚男 京都大学, 基礎物理学研究所, 教授 (90222223)
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研究分担者 |
川崎 猛史 名古屋大学, 理学研究科, 講師 (10760978)
齊藤 国靖 東北大学, 数理科学連携研究センター, 准教授 (10775753)
大槻 道夫 大阪大学, 基礎工学研究科, 准教授 (30456751)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2019年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2016年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
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キーワード | 非平衡統計力学 / レオロジー / ジャミング / 非ガウスノイズ / 粉体 / コロイド / 非ガウスゆらぎ / シアシックニング / ジャミング転移 |
研究成果の概要 |
斥力相互作用をする粒子系を容器に充填すると臨界密度より高いジャムした状態で固体的な応答をする。この種の現象の理論的解析を進めると同時に、また非熱的な系特有のゆらぎが非ガウス的な場合に、統計集団がどのような特異性を示すかを明らかにすべく研究を進めた。その中で運動論に基づくレオロジーの定量的理論の構築等に成果があった。 元々4年計画であったが、コロナ禍の影響で2年の繰り越しがあったために6年にわたる研究であったが、構成員メンバー間の密な共同研究体制の構築だけでなく、国際的共同研究や国際会議への招聘・国際会議の開催も数多くあり、研究者コミュニティへの一定の貢献をしてきたと自負している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ジャムドマターは粉体、コロイド等の分野で個別に研究されてきたが統一的視点や基礎物理的な視点からの研究成果に乏しく、その制御は工学的な意味も大きい。また非ガウスノイズに駆動された系は至るところに現れるが、それに関する一般論はこれまでなく、その視点が必要であった。本研究が不十分といえども一定の成果を出したことはこれらの広範なコミュニティへの貢献を果たした事になり、その波及効果は大きい。
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