研究課題/領域番号 |
16H04094
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理化学
|
研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
藤芳 暁 東京工業大学, 理学院, 助教 (70371705)
|
研究分担者 |
林 宣宏 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (80267955)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)
2019年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2016年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
|
キーワード | 1分子イメージング / 1分子観察 / 低温顕微鏡 / 抗原抗体反応 / 1分子計測(SMD) / 一分子観察 / 1分子観察(SMD) / 共焦点顕微鏡 / 生体分子 / 生物物理 / 化学物理 |
研究成果の概要 |
タンパク質は複合体をつくり生理機能を発現している。当該課題の研究目的は、その分子間相互作用を1分子観察できる光イメージング法を確立することにある。このような試みは世界的に見ても誰も成功していない。それは、分子間相互作用を研究するには、解像度1 nmで三次元全ての軸に対する空間情報を取得しなければならないからである。 このような背景から我々は、ナノメートルの分解能のクライオ蛍光顕微鏡の開発に取り組んだ。その結果、昨年、短い二本鎖DNAの両末端(長さ10 nm)を光で1分子観察することに成功した。また、分子間相互作用の観察のプラットフォームとなる非天然アミノ酸を用いた蛍光標識に成功している。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
当該研究は数nm~100 nmの長さを観察するという顕微鏡における空白領域を埋めるものであり、学術的にも社会的にも大きな意義があると考えている。さらに、分子間相互作用は長い間その意義が指摘されながらも研究が難しい対象であった。よって、当該研究は将来的にとてもおおきな可能性をもっていると考えられる。今後は、この顕微鏡を応用し、細胞内や生体組織内における観察を可能にすることで、医学・薬学に貢献したいと考えている。
|