研究課題/領域番号 |
16H04200
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高分子・繊維材料
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
下村 武史 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (40292768)
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研究分担者 |
荻野 賢司 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (10251589)
兼橋 真二 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (80553015)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
2018年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2016年度: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
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キーワード | 高分子構造・物性 / ナノ材料 / 有機導体 / エネルギー効率化 / 導電性高分子 / ナノファイバー / 熱電変換 |
研究成果の概要 |
ウェアラブルセンサーIOT機器の電力供給技術として高分子熱電材料の開発が期待されている。しかし、発電に必要な温度差をつけるためには薄膜ではなく、数mmの厚さの膜が必要とされる。 本研究では、導電性高分子ナノファイバーに注目した。このナノファイバーにポリスチレンを添加し凍結乾燥したところ厚膜形状となり、この材料はmVオーダーの巨大ゼーベック係数を示すことが明らかとなった。また、モジュールの試作品を作製したところ700mVの電圧を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、この導電性高分子ナノファイバーが熱電変換に有利な材料であることが明らかとなれば、持続的生産が可能、簡便な製造法の点から、エネルギーハーベスティングの牽引役を担い、グリーンイノベーションを推進する機能性不織布という産業構造を変えていくインパクトのある新しいカテゴリーが創成される。また、気体透過性を抑え、断熱性を確保できれば、温度差で圧電する断熱材を作り出すことも可能である。
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