研究課題/領域番号 |
16H04204
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高分子・繊維材料
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
井上 正志 大阪大学, 理学研究科, 教授 (80201937)
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研究分担者 |
片島 拓弥 大阪大学, 理学研究科, 助教 (20759188)
浦川 理 大阪大学, 理学研究科, 准教授 (70273539)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
14,820千円 (直接経費: 11,400千円、間接経費: 3,420千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2016年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
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キーワード | 配向複屈折 / 光学材料 / 固有複屈折 / 複屈折 / 粘弾性 / 複屈折の非理想性 / 高分子構造・物性 / 波長依存性 / 屈折率 / 高分子 / 配向 / ガラス複屈折 / 応力光学則 / 修正応力光学則 / 形態複屈折 / 光弾性係数 / 応力光学係数 |
研究成果の概要 |
高分子の変形や成形加工により複屈折が生じ,液晶ディスプレイの波長板等に利用されている.この複屈折と分子構造との関係は,大まかにはわかっているが,理論と実験結果には,異常な温度依存性など系統的なずれが生じている.このずれの原因を解明することで,高分子の複屈折をより精密に制御することが可能になり,高性能の高分子光学材料の開発が可能になる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高分子の複屈折は,液晶ディスプレイなどの高分子フィルムで多用されているが,その複屈折の分子論的な起源は完全に解明されていなかった.従来の理論では,複屈折は温度に依存しないが実際には依存し,液晶ディスプレイの温度による色調の変化の原因となっていた.本研究により,未解明であった複屈折の温度依存性などの微視的な起源が明らかになり,高分子の複屈折をより精密に制御する方法への糸口が得られた,複屈折の精密制御は,高精細で色調の変化がない液晶ディスプレイの開発などに利用され,また高分子光学材料の開発につながるものである.
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