研究課題/領域番号 |
16H04216
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
無機工業材料
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研究機関 | 名古屋大学 (2018) 京都大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
福塚 友和 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (90332965)
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研究分担者 |
西 直哉 京都大学, 工学研究科, 准教授 (10372567)
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研究協力者 |
鄭 淳基
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2016年度: 10,270千円 (直接経費: 7,900千円、間接経費: 2,370千円)
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キーワード | 次世代蓄電池 / 電解液 / 界面 / 溶媒和構造 / 難燃性 / ラマン分光法 / 無機工業化学 / 電池 |
研究成果の概要 |
本研究では次世代型蓄電池の電解質として電解質塩を多量に溶解した高イオン強度電解液に関して基礎的な研究を行った。特にリチウムイオン電池の黒鉛負極の反応に注目し、濃厚リチウム塩溶解電解液とリチウム塩に無関係塩を溶解した電解液、イオン液体を用いて種々の特異な反応を見出し、電極/電解液界面の構造との関係を検討した。特にリチウムイオン電池の負極反応に必要不可欠な表面被膜形成に関して、電解液溶媒の違いによる特異性に関して反応中の溶媒和リチウムイオンの構造との関連を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で得られた結果は高イオン強度電解液の基礎的知見となり得るもので今後の次世代型蓄電池の研究開発に有効となると考える。特に濃厚塩電解液は非水系、水系問わず盛んに研究されており、本結果はこれらの電解液研究への指針となる。また、電気自動車の実用化研究が盛んに行われているが、現状ではリチウムイオン電池の高性能化が必要不可欠であり、本研究でターゲットとした黒鉛電極はリチウムイオン電池の負極でり、リチウムイオン電池の高性能化にも役立つ知見である。
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