研究課題/領域番号 |
16H04247
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生産工学・加工学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
佐野 智一 大阪大学, 工学研究科, 教授 (30314371)
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研究分担者 |
松田 朋己 大阪大学, 工学研究科, 助教 (30756333)
廣瀬 明夫 大阪大学, 工学研究科, 教授 (70144433)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2017年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2016年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
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キーワード | フェムト秒レーザピーニング / 機械特性向上 / フェムト秒レーザ駆動衝撃波 / フェムト秒レーザ / レーザピーニング / アルミニウム合金 / ドライレーザピーニング / フェムト秒レーザー駆動衝撃波 |
研究成果の概要 |
フェムト秒レーザピーニング技術が確立されたことによって、ピーニング技術の工業的応用範囲拡大が期待される。例えば、水を用いることが出来ない現場や部位(組み上げ後の部品など)への適用が可能となる。また、析出強化を上回る転位強化を施すことも可能になるため、従来法では困難である析出強化型合金の溶接部(ロケット部材)などへの適用が可能となり、宇宙・航空産業に大きく貢献する。さらに、電子デバイスの極小部材やMEMS/NEMSといった熱に弱い部品に対する適用も期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
フェムト秒レーザピーニングによって疲労特性や硬さといった機械特性が向上すること、特異な微細組織が形成されること、さらに圧縮初期過程ではこれまで予想されなかったような超高速でかつ巨大に変形することの相関関係が明らかになった。さらに、フェムト秒レーザピーニングの最適条件も明らかになり、溶接部のような強度の弱い部位の強化にも成功した。従って、このフェムト秒レーザピーニングは、新しい「生産加工技術」になり得る可能性が示された。
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