研究課題/領域番号 |
16H04252
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
設計工学・機械機能要素・トライボロジー
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研究機関 | 名古屋大学 (2017-2018) 秋田大学 (2016) |
研究代表者 |
野老山 貴行 名古屋大学, 工学研究科, 准教授 (20432247)
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研究分担者 |
月山 陽介 新潟大学, 自然科学系, 助教 (00533639)
山口 誠 秋田大学, 理工学研究科, 准教授 (90329863)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 14,170千円 (直接経費: 10,900千円、間接経費: 3,270千円)
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キーワード | DLC / 摩擦 / 摩耗 / エンジン / 蛍光染色 / その場観察 / ラマン分光分析 / 境界潤滑 / in-situ / MoDTC / エンジン油 / 添加剤 / Mo2C / MoO3 / トライボロジー / 蛍光発光 / 顕微鏡 / 透過型顕微鏡 / 摩耗粒子 |
研究成果の概要 |
DLC膜のエンジン油中における異常な摩耗促進を及ぼす添加剤の影響を解明するため,MoDTCを代表とするMo系の物質を蛍光染色し,摩擦面内への進入過程の観察と摩耗量の測定を行った.その結果,境界潤滑条件においても1 um以下の粒子が接触面間に進入し,摩耗を促進させていることが明らかになった.特にMo2Cによるアブレシブ作用が顕著に摩耗を促進すること,MoDTC自身による摩耗の促進も明らかとなった.また,MoDTC自身による摩耗の促進はラマン分光分析結果から化学腐食摩耗であることが示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
内燃機関は今後50年間において全自動車の約70%以上を依然として占め,燃費向上は化石燃料の使用量減少のために不可欠である.ピストンリングとライナー部の摩耗にはエンジン油,燃料,燃焼による温度上昇,摩擦・気液混合など複雑な条件であるが,エンジン内での摩擦係数減少の達成により2%の燃費向上が見込まれている.特定の添加剤による摩耗増大機構の解明は,エンジンの長寿命化への設計指針を与えるため非常に重要である.
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