研究課題/領域番号 |
16H04293
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知能機械学・機械システム
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
淺間 一 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (50184156)
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研究分担者 |
山下 淳 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (30334957)
安 ち 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 助教 (70747873)
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研究協力者 |
石川 雄己
楊 濘嘉
湖上 碩樹
吉田 和憲
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2016年度: 12,870千円 (直接経費: 9,900千円、間接経費: 2,970千円)
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キーワード | リハビリテーション / 片麻痺患者 / 起立動作 / 筋シナジー / 福祉工学 / 立ち上がり動作 / 視覚 / 前庭感覚 / 片麻痺 |
研究成果の概要 |
本研究は起立動作を対象に筋シナジーを抽出した結果,片麻痺患者は離床に寄与する筋シナジーの活動の調整が困難になり,健常者と比べてピーク時間が遅れたり,活動時間が長くなった.また健常者の感覚情報が阻害された際の筋シナジーを計測した結果,視覚が阻害されると姿勢制御に寄与する筋シナジーの振幅が大きくなり,前庭感覚が阻害されると全身の伸展と姿勢制御を担う筋シナジーの活動時間が長くなった.これらの結果から,片麻痺患者へのリハビリテーションにおいて感覚情報を補助し,筋シナジーの活動タイミングを調整することが重要であることが示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超高齢社会において脳卒中になり,運動障害が残る片麻痺患者の人数が増えている.これに対して効果的なリハビリテーションを行うためには,感覚情報を補助し,筋の活動タイミングを教示することが重要である.本研究では日常動作における起点となる起立動作を対象に,片麻痺患者における筋肉の活動の特徴を明らかにし,また健常者において感覚情報が筋活動にどのような影響を与えるかを調べた.今後これらの結果を用いることで感覚情報の強化に着目したリハビリテーション手法への応用が期待される.
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