研究課題/領域番号 |
16H04482
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築史・意匠
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研究機関 | 室蘭工業大学 |
研究代表者 |
武田 明純 室蘭工業大学, 大学院工学研究科, 助教 (00344549)
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研究分担者 |
伊藤 重剛 熊本大学, 大学院先端科学研究部(工), 名誉教授 (50159878)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
16,380千円 (直接経費: 12,600千円、間接経費: 3,780千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2016年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
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キーワード | 古代ギリシア / ヘレニズム期 / 墓 / 磨崖墓 / 構造特性 / 意匠 |
研究成果の概要 |
ヘレニズム期には、多種多様な建築形態を持った墓が建造されるようになる。このヘレニズム期の墓の古代ギリシア建築としての特異性や後のローマ建築の豊富な建築形態の発生に影響を与えた可能性を踏まえると、ヘレニズム期の墓の研究は西洋建築史にとって重要だといえる。本研究では、古代の建築技術者の構造に対する認識の解明を大きな目的に据えて、カリア地方の磨崖墓(岩壁を掘削して作成した墓)に着目し、「墓室」、「屋根」、「周囲通路」、「連結部」等といった各部位の形状の違いが磨崖墓の構造特性に与える影響を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
西洋建築史の研究が様式論的観点から行われたものが多い中、定量的に構造を解析し、古代地中海世界の建築技術者が、構造と意匠との関係をどのように捉えていたのかを分析する本論文は希少、かつ重要なものであるといえる。 また、本研究の解析、分析手法は、カリアの磨崖墓以外のヘレニズム期の墓のみならず、古代ギリシア建築一般に対する適用できるものであり、今後の古代ギリシア建築史研究への波及効果が期待できる。
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