研究課題
基盤研究(B)
5d電子の振舞いを特徴とする新材料シーズの探索を進め、5d電子固有の大きな電子軌道や強いスピン軌道相互作用、顕著な相対論的効果を背景とするハーフメタル機能性の向上を目指した。結果として、目標とした600Kを超える酸化物ハーフメタルの合成には至らなかったが、研究の過程で合成された新物質は特異な物性を示し、学会発表や論文発表を通して公表した。
本課題で新規合成された物質は、特異な5d電子の振舞いを特徴とし、さらに磁気転移温度の向上や巨大な保磁力など有用な機能性向上を示した。これらの発現機構の解明は実用レベルのハーフメタル酸化物のマテリアルデザインの早期確立に資する。
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すべて 国際共同研究 (10件) 雑誌論文 (13件) (うち国際共著 11件、 査読あり 13件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (31件) (うち国際学会 4件、 招待講演 9件)
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