研究課題/領域番号 |
16H04559
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
反応工学・プロセスシステム
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
高見 誠一 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (40311550)
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研究分担者 |
成 基明 東北大学, 未来科学技術共同研究センター, 助教 (30747259)
廬 金鳳 東北大学, 未来科学技術共同研究センター, 研究支援者 (70532422)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2018年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2017年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2016年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
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キーワード | ナノ粒子 / 表面制御 / 金属酸化物 / 分散 / 表面修飾 / 金属酸化物ナノ粒子 / 溶媒中分散 / 有機分子複合課 / 水熱合成 / ナノ結晶 / 高濃度分散 / 有機無機複合化 / 酸化物 / 溶解度パラメータ |
研究成果の概要 |
金属酸化物ナノ粒子の溶媒中分散を実現するため、ナノ粒子の表面に有機分子を結合して表面化学特性を制御する表面修飾が行われてきた。しかし、どのような分子を結合すれば良いかは試行錯誤により決定されてきたため、本研究では、ナノ粒子の分散を決める有機分子の評価に関する研究を行なった。その結果、未修飾粒子のHansen溶解度パラメータ測定、COSMO-RSによる分散媒と修飾分子との親和性評価により、実験で観察された分散の傾向をある程度説明できることがわかり、これらを指標として有機分子-分散媒を提案できることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
有機分子などと異なり、無機ナノ粒子はたとえ同じ化学式で表されたとしても大きさや表面状態により物理的、化学的性質が大きく異なる。その性質については様々な評価方法が存在したが、本手法は、分散などの関係する表面化学特性を評価するものであり、さらに、それに対して表面修飾有機分子が与える影響を明らかにし、その制御を実現した。無機ナノ粒子は、ポリマーやプラスチックなどと複合化することで様々な新材料を実現することができるが、本研究はその複合化を容易にするものである。
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