研究課題/領域番号 |
16H04560
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
反応工学・プロセスシステム
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
安田 啓司 名古屋大学, 工学研究科, 准教授 (80293645)
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研究分担者 |
小島 義弘 名古屋大学, 未来材料・システム研究所, 准教授 (80345933)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
18,460千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 4,260千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 14,690千円 (直接経費: 11,300千円、間接経費: 3,390千円)
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キーワード | 反応装置 / ソノプロセス / ウルトラファインバブル / キャビテーション / 超音波 / 化学工学 / ファインバブル |
研究成果の概要 |
直径が1μm以下の微細気泡であるウルトラファインバブル(UFB)を用いて超音波の化学的作用、機械的作用の促進を行った。まず、超純水に超音波を照射したところ、UFBの生成が見られ、超音波周波数が低いほど多く生成した。 化学的作用として、金ナノ粒子合成へのUFBの影響を調べた。UFBの添加により、金ナノ粒子が微細化し、粒子の分散安定性が向上した。 機械的作用であるフェニルアラニン水溶液の超音波霧化による濃縮性能が、UFBの添加により、向上した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
低周波の超音波によって簡単に短時間でウルトラファインバブル(UFB)を生成できる。また、界面活性剤などの安定剤が無くても、UFBと超音波によって微細で安定な金ナノ粒子を合成できる。さらに、水中の生理活性物質の超音波霧化濃縮においてUFBの添加によって、濃縮率が増大する。これらの効果はUFBによる超音波キャビテーションの生成促進、UFBと超音波の相互作用、UFB表面の帯電性・疎水性・長期安定性に起因し、学術的にも大変興味深い。
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