研究課題/領域番号 |
16H04614
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地球・資源システム工学
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
直井 誠 京都大学, 防災研究所, 助教 (10734618)
|
研究分担者 |
石田 毅 京都大学, 工学研究科, 教授 (10232307)
陳 友晴 京都大学, エネルギー科学研究科, 助教 (80293926)
川方 裕則 立命館大学, 理工学部, 教授 (80346056)
|
研究協力者 |
森谷 祐一
椋平 祐輔
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2016年度: 11,050千円 (直接経費: 8,500千円、間接経費: 2,550千円)
|
キーワード | 水圧破砕 / アコースティック・エミッション / き裂直接観察 / 蛍光観察 |
研究成果の概要 |
水圧破砕によって造成されるき裂とその際に発生する微小地震の関係を明らかにするため,造成亀裂の直接観察が可能な室内水圧破砕実験を行い,破砕中に生じる微小破壊(アコースティック・エミッション;以下AE)を測定し,それらから得られる情報と流体浸入域の観察結果の比較を実施した.岩種や既存き裂の方位によって破砕流体の圧力推移や,流体浸入域の様相,AE活動,卓越するAEメカニズムなどが異なることが明らかになり,既存き裂の状態によって発生するAEの特性が変化するなど.微小地震から造成き裂を推定する場合に留意すべき点が明らかになった.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,破砕流体に蛍光剤添加樹脂を用いることで,造成き裂及びその周囲の流体浸入域が非常に明瞭に観察できる室内水圧破砕実験を実施し,破砕時に生じる微小破壊(アコースティック・エミッション;以下AE)を計測した.実際の資源の生産現場における水圧破砕オペレーションにおいては,微小地震を測定し,その活動をモニタリングすることでき裂の造成状況を推定するが,流体の浸入状況と破砕試験中に生じるAE活動を対比させることで,微小地震活動から造成き裂を評価するにあたって注意すべき点が明らかになった.また,岩種・既存き裂卓越状況がAE活動にどのような影響を与えるかを明らかにした.
|